概要
Agentty とは何か、誰のための道具か — 複数の AI エージェントを同時に動かすために作られたネイティブターミナル。
Agentty は AI コーディングエージェントを動かす人のためのターミナルです。ターミナルがすること(シェル、タブ、分割、スクロールバック)をそのまま行いながら、2 つ目のエージェントが動き出した瞬間に必要になるものを加えます。プロジェクトごとの居場所、エージェントごとの状態、何を変更したかを見る手段、そして誰かが待っているときの知らせです。
Rust で書かれ GPU で描画されるネイティブアプリケーションです。Electron も、ターミナルを包むウェブビューも、作るべきアカウントもありません。
何のための道具か#
エージェントを 1 つ動かすのは簡単です。ターミナルで claude を実行して見ていればいい。5 つになるとターミナルは助けてくれなくなります。タブはどれも同じに見え、どれが返事を待っているか分からなくなり、2 つのエージェントが同じファイルを編集し、費用は請求が来るまで見えません。
Agentty はその 2 つ目の状況のために作られています。
- 誰が待っているか常に分かります。 ワークスペースごとに、作業中か、完了したか、入力待ちかが表示されます。答えが必要なペインは枠が光り、別のことをしていれば通知が届きます。
- エージェント同士がぶつかりません。 同じプロジェクトの 2 つ目のセッションは専用の git ワークツリーと独自のブランチで始まるため、2 つのエージェントが同じファイルを触ることはありません。
- 作業内容が見えます。 GitHub Desktop 風の git ページ、すべてのワークツリーを示すファイルパネル、そしてディスク上の会話ログから作られる使用量ダッシュボードがあります。
中心となる考え方#
ワークスペース → タブ → 分割#
ワークスペースは 1 つのプロジェクトです。フォルダ、サイドバーの 1 行、そのプロジェクトのために開いているすべて。ワークスペースの中にタブがあり、タブは分割して複数のペインにできます。ペインはシェル、AI エージェント、ファイルエディタ、ブラウザのいずれかです。
ワークスペースはグループにまとめたり並べ替えたりでき、再起動しても離れたときのまま戻ってきます。
ペインは外見だけの入れ物ではありません#
エージェントのペインは本物のコマンドラインツールを実行します。claude、codex、あるいはインストール済みの他のエージェントが、本物の PTY 上で動きます。Agentty は状態を受け取るためのフックを渡し、そのツールがどのみち書き出す会話ファイルを読むだけです。会話を中継せず、設定ファイルを書き換えず、エージェントとプロバイダーの間に割り込みません。
だからエージェントは Agentty の中でも自分のターミナルとまったく同じように動き、エージェント CLI の更新に Agentty のリリースを待つ必要がありません。
すべてがローカルです#
Agentty にバックエンドはありません。セッション一覧、検索、使用量の数値、費用の見積もり、コンテキスト文書は、すべて利用者のコンピュータ上のファイルから作られます。会話もコードも認証情報も当社のサーバーを通りません。そもそもそのようなサーバーが存在しないからです。
Agentty に預けた秘密の値は OS の資格情報ストアに入ります。macOS はキーチェーン、Windows は資格情報マネージャー、Linux は Secret Service です。
利用者が実行するエージェント CLI は、それぞれのプロバイダーと通信します。Claude Code は Anthropic と、Codex は OpenAI と、利用者自身のアカウントでコンピュータから直接やり取りし、これは他のターミナルで実行する場合とまったく同じです。Agentty はその間に立ちません。中継も受信もせず、その通信は各プロバイダーの規約とプライバシーポリシーが規律します。Agentty 自体が送るものは使用統計にまとめてあります。
提供する機能#
| 領域 | 内容 |
|---|---|
| エージェントの状態 | ワークスペースごとのリアルタイム状態、返事を待つペインの枠表示、通知と通知センター、最新の未読へ移動 |
| セッション | ~/.claude と ~/.codex のセッションを閲覧・再開、タイトルや内容で検索、Claude と Codex の間で会話を移行 |
| Session Flow | 一方のエージェントから他方へ線を引いてコンテキストを共有。ライブにすれば以降のすべてのターンを自動転送 |
| Git | リポジトリとブランチの切り替え、fetch・pull・push、差分の確認、選んだファイルだけのコミット、履歴、マージ |
| ワークツリー | セッションごとのワークツリーと、全ツリー・作業者・変更内容を示すパネル |
| ファイルとエディタ | プロジェクトツリー、シンタックスハイライトとフォーマッタを備えたエディタ、VS Code・Cursor で開く |
| 拡張機能 | Claude Code と Codex のスキル・サブエージェント・コマンド・プラグイン・MCP サーバーを一か所で |
| モニタリング | ローカルの会話ログから計算した費用・トークン・キャッシュヒット率・モデル、実行中の AI プロセス、各タブの通信先を示すキャプチャプロキシ |
| プラグイン | パネル、ボタン、パレットコマンド、他のアプリからの agentty:// リンク — プラグインを参照 |
対応プラットフォーム#
Agentty は macOS、Windows、Linux のために作られており、基準となるのは macOS です。現在ダウンロードが公開されているのも macOS のみです。他の 2 つは AppKit や WebKit に依存しないすべての機能を同じように備えており、違いはプラットフォームにまとめてあります。
ライセンス#
Agentty はアカウントもサブスクリプションもなく無料で利用できます。ソースリポジトリはまだ公開されていませんが、公開を予定しています。